ベランダ・屋上防水

ベランダや屋上の劣化を抑制するのは防水処理!防水工事を解説!

ベランダ・屋上防水

建物の屋上やベランダは雨が降り、風も吹きます。冬には雪が積もることもあります。直射日光が当たり紫外線も降りそそぐだけに、時間の経過で劣化は避けられません。屋上に簡単に出られない建物では、思っているよりも劣化が進んでいることもあるでしょう。ベランダや屋上の劣化は防水効果が損なわれて、建物本体の劣化が進行することも考えられます。本記事でベランダと屋上の防水について詳しく解説します。

1.ベランダ・屋上の防水工事は重要

ベランダ・屋上防水

ベランダと屋上の防水工事はそれほど変わりなく、どちらも重要です。屋上の防水工事は傾斜のない平面な陸屋根に施工することがほとんどです。陸屋根は一軒家のように傾斜がないので、陸屋根は雨水も流れにくく溜まることがあります。それだけに建物を守るため防水工事が大切です。また防水機能は経年劣化があり、定期的なメンテナンスも必要です。

1-1.代表的な防水工事

ベランダや屋上の代表的な防水工事は「ウレタン防水」「FRP防水」、そして「シート防水」「アスファルト防水」です。それぞれに特徴があり長所も短所もあり、おすすめとなる場所もあります。4種類の防水工事については以降で詳しく解説しましょう。

1-2.トップコートも必要

防水工事には表面を塗装するトップコート塗装が含まれます。トップコート自体は防水効果というよりも、防水層を守るために塗装される膜です。防水層は屋根やベランダなど外気にさらされる場所に施工され、雨水が建物内部へ浸入するのを防止するために作られた膜です。 ベランダや屋根は直接外気に触れる場所だけに、紫外線や風雨の影響を直接受けダメージも受けやすくなります。そこで防水層にトップコートを施すことで、防水層を保護し防水層のダメージを軽減させる役割も果たします。

2.ベランダ・屋上の防水工事:ウレタン防水

ベランダ・屋上防水

ウレタン防水はコンクリートの下地の形状に馴染みやすく、水密性の高いシームレスな防水層が成形されるのも特徴です。大雑把にいえば下地に塗るだけで防水層を形成する工法だけに人気で、広く採用されています。ウレタンは施工する場所の形状が少しくらい複雑でも、簡単かつ確実に施工ができ重量も軽量だけに、人気の防水工事です。

2-1.価格は安い

ウレタン防水は比較的工事が簡単なうえ短期間で終わり、しかも安価です。またにおいも発生せず熱の発生もないので、周辺環境へも優しい工法といえるでしょう。ウレタン防水は屋上とベランダの両方に施工できます。また既存の防水層が残っていても、その上からダイレクトに塗れるのです。新しい高性能ウレタンを重ねて塗ることで、弾性を高められます。短所としては人力で塗るため、均一に塗るための技術力が要求される点です。

2-2.2種類の工法

ウレタン防水には2種類あり「密着工法」と「絶縁工法」です。密着工法は下地の上にウレタン防水材を塗布し、そのうえに補強材とウレタン防水材を重ねて貼ります。絶縁工法は専用シートを貼り、その上からウレタン防水材を塗布して通気性を高める工法です。下地にひび割れが発生してもきれいに仕上がります。

3.ベランダ・屋上の防水工事:FRP防水

ベランダ・屋上防水

FRP防水は「Fiberglass Reinforced Plastics」の略で、正式にはガラス繊維強化プラスチックです。屋上やベランダに防水層を形成する工法です。FRP防水層は軽量で強度が高く、耐水・耐食・耐候性に優れています。とくに重歩行や車両走行にも耐えられるほど、強度が優れているのです。 またFRP防水はさまざまな形状でも施工でき、硬化も速いため1日か2日で施工作業が完了します。完成した防水層は継ぎ目がないシームレス構造で着色も可能で、外観的にもきれいな仕上がりになります。短所といえば、紫外線が長期間当たると劣化が進行し、ヒビ割れてしまうことです。さらに施工直後は臭いが広がることもあり、周辺の住居へ臭気対策を講じておきましょう。

4.ベランダ・屋上の防水工事:シート防水

ベランダ・屋上防水

シート防水とは塩化ビニールやゴム製のシートを、専用の接着剤や機械で屋上など施工する箇所に固定し、水の侵入を防ぐ防水工事です。2種類の工法があり「密着工法」は、専用の接着剤で施工箇所とシートを接着する工法です。「機械固定工法」は専用の機械で施工箇所とシートを接着させます。 シート防水はそれまであった防水工事の膜やシートの上に貼れて、施工後に不具合が発生することもほとんどありません。シート工法は熱や紫外線に強く、耐久性も優れ、耐用年数は最大で15年程度持ちします。使用する防水材は工場で一定の厚さとサイズに成形されるため、広い屋上でもバラツキがなくなるのです。一度に施工可能で工期も短縮できます。ただし貼り付けのため、複雑な形状の施工箇所には適していません。

5.ベランダ・屋上の防水工事:アスファルト防水

ベランダ・屋上防水

アスファルト防水は昔からある、屋上の防水工事方法です。アスファルト防水は耐用年数が最長25年と長く、防水工事の施工頻度を抑えたい場合におすすめです。アスファルト防水工事は、常温工法・トーチ工法・熱工法の3種類があります。常温工法は合成繊維不織布に、アスファルトを含ませてコーティングした防水効果があるシート状のルーフィングを貼り、重ねる防水工事です。ルーフィングを増やすことで、極めて水密性に優れた防水層が構成されます。 熱工法は熱して液状化させたアスファルトと防水シートを、複数枚交互に積層するのです。トーチ工法は防水シートの裏面と下地を、バーナーであぶり溶かしながら貼り付けます。アスファルト防水の熱工法やトーチ工法は、防水工事中に煙や臭いが発生します。トラブル回避から、事前に近隣住民へ気配りしておきましょう。

6.まとめ

ベランダ・屋上防水

ベランダや屋上の防水工事は、建物劣化の天敵になる雨漏れを防止します。防水の種類にもよるものの、長期間建物をよい状態に維持するためにはベランダや屋上の状態を確認し、専門業者の定期的なメンテナンスが必要です。 「E-style」は、塗装工事・防水工事のエキスパート企業です。首都圏をメインにビルやマンションから一般住宅まで、さまざまな建物の外壁塗装・屋根塗装・防水工事、シーリング工事などを承っております。塗装や防水に関する事ならどういったことでも、お気軽に私たちへご相談ください。

CONTACT US

042-843-3013
営業時間:9:00~18:00 定休日:日曜

AREA

八王子市 / 立川市 / 武蔵野市 / 三鷹市 / 青梅市 / 府中市 / 昭島市 / 調布市 / 町田市 / 小金井市 / 小平市 / 日野市 / 東村山市 / 国分寺市 / 国立市 / 福生市 / 狛江市 / 東大和市 / 清瀬市 / 東久留米市 / 武蔵村山市 / 多摩市 / 稲城市 / 羽村市 / あきる野市 / 西東京市 / 西多摩郡

静岡県東部、神奈川県、埼玉県近郊
※上記エリア以外も一部対応可能地域です。詳しくはお問い合わせください。

ページ上部へ